那須塩原和泉屋旅館
那須塩原源泉めぐりもあと、もうちょっと。
夫と2人でなんとか、なんとか完封をしようと決意しているのですが、
今回は和泉屋旅館に行きました。
ここは文人、画人に愛されたということで有名な旅館です。
ホームページにも堂々と謳っています。
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創業470年を誇る和泉屋は十五代にわたって歴史とともに歩んで参りました。とりわけ明治・大正・昭和と多くの文人、画人に愛された宿です。
大町桂月、有島武郎、竹久夢二、野口雨情、長谷川伸、山岡荘八、富田常雄、土師清二、山手樹一郎、川瀬巴水、刑部人と諸先生のお名前をあげると文芸史そのものです。
今もなお、諸先生が御静養に、お仕事に御利用下さっております。
どうぞ皆様も和泉屋の豊富な湯につかり、文人・画人がなさったように、塩原の自然のひそやかな語りかけに耳をかたむけ、あふれてくる旅情をお楽しみ下さい。
(和泉屋旅館ホームページより)
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温泉の質は塩化物泉、透明、メタけいさん100mg以上、中性です。
ここは温泉そのものより旅館の雰囲気がすごい。
凄いと言っても豪華とか清潔とかいうのではなくて、時代をそのままタイムスリップしたような古さを今に伝えているということが凄いのです。
言ってみれば汚くて古い。
が、
風情があり歴史があり格調があるのです。
実はこの和泉屋旅館は道路を挟んで2つあります。
夫と「あらどっちが本当かね」「今、やっているのはどっちかね」なんて軽い口調で言ってたのですが、旅館のフロントの説明でわかりました。
地下に道があって、道路の下であっちの和泉屋とこっちの和泉屋が繋がっていたのです🎶うわぃいいという発見。
いや、発見というのは変かな。
でも面白いよね。こういうのって入ってみないとわからない。さて、これがその地下道。壁にいっぱい竹下夢二の絵があります。
文学の香りが漂ってきます。
古さがさらに格をつけます。
エレベータをおりると表示があります。
地下道の先にある大風呂です。トイレは脱衣所にはないので、途中ですませます。洋式トイレになっているので安心!
混浴ですが、私たちは時間が早かったので、他の客がいなくてプライベート風呂でした。
それにしても広いというか大きい。
プールみたいでした。
温泉の質はちょっと塩っぽい感じ。ぬるめでゆっくりと入れそうです。文人もこの風呂に浸かりいろんな思案に明け暮れたのかと思うとちょっと楽しくなります。
露天は2時から5時までが女性タイムだったので、ばっちり入ることができましたが、
露天からみた外にびっくり。
えええ、、、すぐそばを人が通るのではないか、、、ええええ、、、これは。
と、ちょっと顔が赤くなったり青くなったり。
露天自体は素朴。
これ↓は内湯です。
内湯は男と女に分かれています。
湯船が一つだけです。
写真は湯船と脱衣所です。
個人的感想としては掃除もあんまり行き届いていなくて清潔とは遠い温泉ですが、
歴史を味わう、感じるという意味では豊かな温泉なのだと思いました。
文人や画人が愛し、浸かった温泉に入っていると感じることはそれだけで心豊かになるような気がしました!