ベネチアの図書館と考古学博物館
国立マルチャーノ図書館は、コッレール博物館と同じ建物(?)にあるので、いつの間にか入っていて、いつの間にか出ている感じがします。
実のところ、どれが図書館の展示か、今思い出しても残念ながら定かではありません。残念。
さて、ここはイタリアの中でも古く歴史がある図書館だそうです。
1537年サンソヴィーノによる設計で建築が開始されたが、サンソヴィーノの死去に伴い作業をスカモッティが引き継ぎ、1588年に完成したということです。由緒あるんですね。ルネッサンス建築だそうです。
イタリアはルネッサンス発祥の地ですから、時代的にこの建物が出来た頃は建築にもルネッサンス様式というのがあったのでしょうか?
「優美」でバランス取れている様式だそうです。
この国立マルチャーノ図書館の蔵書には100万冊の書物があり、貴重な古典ギリシャ語やラテン語による写本が数多く保管されているということで、日本で言えばやはり国会図書館なみですね。
また続く考古学博物館にはミイラやエジプトの出土品、彫刻などがありました。
エジプト出土の中でもロゼッタ石が文明に大きく寄与したことは教科書で学んでいましたが、こうして図書館やら考古学の展示をみると、文字がいかに大きく人類に貢献したかを改めて思いました。
いま、ネットが私たちの生活に入り込んでいますが、やはり紙媒体も大切だとしみじみと思ったりしたものです。
また、私はとくにガレー船が興味深かったです。