シッチェスからジュネーブへその2
私はとにかく列に並んでいました。
息子とラインで連絡を取り合い、息子がスイス航空の夜9時でジュネーブ行きがあるから、そのチケットを取ってくれて、とにかく夜まで待とうかと思っていたのですが、飛行機会社の人がまた来てから何やらベラベラ、べらべらと話します。その周りを大勢集まり、それを聞いていた人たちがあっちの受付に歩き出します。
なんなんだ、、なんなんだ、、、、
と、思って、また息子とシンガポールの美女と電話で話してもらいました。
バスが出るというのです。
バスで3時間というのです。
ええええええええ、、、、、
でも重い荷物をまた別のターミナルまで運んで、9時まで待つのは嫌なので、
バスで行くことにしました。
息子にスイス航空はキャンセルしてもらい、もちろんキャンセル料は返って来ません。
でも仕方がない。
バスに乗ると言うとシンガポール美女はバスではなく明日にする、と言うので、
そこでお別れ。本当に親切にしていただいてありがとう!!!
感謝いっぱいで別れ、バスで行くと言う人たちの方に走りました。
「あなたはジュネーブに行く人ですか?」「そうよ」と確認して列に並びます。
それにしてもバスで行くのに、どうして荷物をまた預けたり、ボーディングパスを出すのかな、、、と思いながら前の人を見ていました。
私の番になって、キャンセル便のチケットとパスポートを見せて荷物を預け、上のRのゲートに行けと言われました。
オカシイナ、、、
バスに乗るのにどうしてまたボディチェックしてゲートに行くのだろう?
しかも、ボデイチェックしてから買った水は捨てることになり、、、ウウウム
ゲートにはいっぱいの人で、私の
乗るバスはどこから出るんだろう?
みんな知らない人ばかり。
息子にライン。
とにかくトイレに行けと言われて、トイレに行き、少し落ち着く。
もう一度ゲートを見たらさっきの女性2人が座っていました。
よかった!!!
これでジュネーブへ行ける。
慌ててお二人のそばに歩み寄り、
安心したらお昼を食べていないことを思い出して、パンと水を買ってきました。
お二人の隣で座り、落ち着いてボーディングパスを見たら、
なんと、
なんと、
なんと、
バーゼル行きの飛行機に乗ることになっていました。
ええええ、、、
思わずお二人に「バーゼルに行くのですか?私はジュネーブです」というと、
「そうよ、バーゼルまで飛行機でそれからバスよ」とジェスチャー付きで教えてくれました。
そう言えば、あの列に並んでいる時も、飛行機のジェスチャーと運転の真似をしていました。
なっとく、
納得、ナットク。
そうだったのか。
それで、搭乗手続きをして、ここで待っているんだ。
また息子にライン。
息子も納得。バルセロナからジュネーブまでバスで3時間って信じられなかった息子にしたらバーゼルからなら納得。
15時発のバーゼル行きに乗り(実はこれもなかなか出なくてみんなでまたキャンセルかと言っていました)、
17時過ぎに到着。
そして今度は忘れずに荷物をピックアップして、トイレに行きました。
その頃はほとんどの人が顔見知り。
みんな共通の思いでここまで来た人ばかりだから。
みんな本当に親切にしてくれました。
飛行機の隣の席に座ったお兄さんは「自分がフォローするよ」と言ってくれたり、おばちゃんが荷物を運んでくれたりと。
そして空港で待っていた18時発のシュタイナーバスに乗り、3時間かけて無事ジュネーブへ。
午後9時でした。
途中、バスの中からジュネーブ空港に向かう飛行機をちょっと羨ましいと思いました。
本当ならとっくに息子にあっているのに、、、とかとか。
息子もずっと心配してネットでいろんな情報を調べてくれて、
また私にはとにかくスマホの電源がなくならないよう
必要以外は切っておけとアドバイスしてくれました。
本当はいろんな状況をカメラに納めたかったのですが電源が無くなったら大変だからガマン。
息子がとにかくヨーロッパにいることが心強かったです。
たまたま仕事の時間に余裕のある日だったのでフォローしてくれました。
息子や多くの方に感謝、感謝です。
言葉も通じないはじめての海外一人旅。凄いハードルが高くて、
とてもイージジェットではありませんでしたが、
後から思うととても貴重な経験でした。