奇跡の一本松
奇跡の一本松として有名になった陸前高田の松。
私たちも見てきました。
wikipediaによれば、この松の保存を巡って賛否両論があったそうです。
知らなかった。。。
私ときたら「奇跡の一本松、すごい松。震災で残り、多くの人に希望を与えた松」という認識しかなかったのですが、やはり地元の方達にとっては、この松を残すこと、それはすなわち多大なお金がいるということと直結しているということです。被災に遭われて、日々大変な思いで過ごされている方々にとって松を残すことと自分たちの生活を保障するということの天秤の中で、苦悩なさっていたのですね。
知らなかった私。
ちょっと恥ずかしく思いました。
そして知らなかったのですが、今、知りました。
いろんな思いの交錯の中で「それでもこの松を残そう」として声をあげ、苦心、苦労なさった方々がいっぱいいらした事を改めて思い、頭が下がる思いです。
「ありがとう」。
松に対しても、残してくださった方々にも、そして今も頑張っていらっしゃる陸前高田、東北の方々に感謝しています。
あちこちに残されている震災遺構を見ながら、伝えていくことの大切さ、今後同じことを繰り返さないために何をなすべきかを考え、夫と色々と考えた奇跡の一本松との出会いでした。