塩原温泉 やまなみ荘
日曜日、さらに雪は降っています。
そこで、今日も雪の露天風呂を訪ねようとネットで検索。
いろいろと調べていたらなかなか興味ふかい温泉を見つけました。
それがやまなみ荘。
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単純に、ただ単純に温泉宿に泊まりに来て、ゆっくり身体を癒やして今日までの自分をねぎらう。
そんな旅でいいじゃないかと思います。そう思う方に、とても似合う温泉宿です。
飾らず気取らず、ただ美味しいものを食べて、入りたい時にお風呂に入り、気ままに過ごす。
話がしたいときは女将と世間話・・・そんな、自然体の宿です。
(公式HPより)
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あらあ、、、これは行かなければ。
と、いうことで夫と雪の中、出かけました。
ちょっと人里離れたところに「やまなみ荘」の看板が立っています。
あああ、、、ここだ。
と、いうことで車を駐車場に入れたのですが、外観はどうみても作業現場のプレハブのような安い作り。
うううむ。
ここが本当に温泉か???
車を出て躊躇していたら、玄関から人の良さそうなおじいさんが出てきて、
私たちに声をかけてきます。
「日帰り?」
「はぁはい。お願いします」
と言ったらおじいさんが「今から出かけるつもりだったんだが、」と言って一旦中に入っていきます。
そしておばぁさんと連れ立ってきて「じゃ、すぐに帰るからお風呂に入っていて」といわれました。
唖然、呆然。
「すぐに帰るから、2人で1000円ちょうだい、、、それから1時間であがってね」とおばぁさんから言われました。
血圧の高い私はそんなに長湯しないのではいと答えて頷くと、
2人は「すぐに帰るから」と言いおいて車に乗ってお出かけ。
どんな温泉なんじゃ???
と、不安。
玄関も雑然としていて清潔感なし。
柱に「日帰りの客は1時間であがってください」と貼り紙。
ううううむ。
徒然草の「神無月のころ」をちょっと思い出しました。
あるとき山里の静かな道を歩いていたら人が住んでいる様子。こんな風情があるところに住んでいる人はどんなに心豊かな風流人だろうと思ったが、向こうにある大きなみかんの木に囲いがしてあるのをみて興ざめたという話。
まぁ、それはともかく、廊下のつきあたりにトイレとお風呂がありました。
温泉というより家庭の内湯です。
脱衣所にはトイレがないので先にすませます。
今日は客が来ない日か、トイレが汚れていました。
あらら、、、こりゃダメ
だ。
脱衣所も掃除がしてなくてゴミ箱にゴミが入ったまま。
気持ちが悪い。今までいろんな温泉に入っていますが、古くても掃除が行き届いているので気持ちがいいのですが、ここは、、、ちょっとと、思いました。
さて、脱衣所も狭く、洗うところも狭かったのですが、
いざ、温泉に入ろうとしたら、ちょっと深くて私は足が弱いので、手すりがないとバランスを崩すのです。
うわ、、、入れないよ。
どうしよう。。。
何回か入ろうとしたのですが、もしここで滑ったら大変。
と、いうことで「そうだ、今日は客がいない。夫のところに行こう」と思いました。夫がいたら手を持ってくれるからバランスを崩さないでお風呂に入れます。
バスタオルを巻いて、それこそあのボルトのようなスピードで廊下の向かいにある男湯へ。
夫はのんびりと湯船に浸かっていました。
びっくりした夫に「女湯に手すりがないので入れない」と言いながら
男湯を見てびっくり。
すごく広くて、温泉がドンドンと出ていて、「ここはどこ?」って感じ。
床にもジャンジャンあふれています。
これは確かに温泉!!!
湯気がもうもう。
温泉の中には一段、石があって、これなら私でも入れます。
それにしても、
それにしても、
とてもじゃないが同じ温泉とは思えない。
と、いうか同じ値段はないだろう、、、と思いました。
どうどうと出てくる温泉の中に入ってちょっとホッ。
期せずして混浴してしまったのですが。。。
きゃっ〜〜〜なんて、
窓からの風が気持ちよくてお日様もさしていて気分サイコー。
でも、なんだかやっぱり落ち着かなくて、30分も入っていませんでした。
帰りに露天をみたのですが、お湯は風が強くて抜いてあって、見ることができませんでした。残念。
おじいさんは人が良さそうだったのですが、
まぁ、汚いのと、女湯の粗末なことを考慮するとお勧めの温泉ではありません。
が、思い出と話のネタにはなりました🎶