ラスコー洞窟展に行ってきました
友人とラスコー洞窟展に行ってきました。
特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画
上野の国立博物館で展示されています。
はじめ、この展示を知った時は「えええ、、、洞窟が展示されるの?」と巣に思いましたが、そんなわけないかぁ。
もちろん、レプリカです。
ラスコー洞窟と聞けば教科書を思い出しますが、反対いうとそれくらいしか知らない私です。
さて、雨の土曜日。
そんなに客は多くなくてチケットは並ばずに買うことができました。
館内に入ると、まずラスコー洞窟の説明がありました。
まずラスコー洞窟とはいかなるものか。。。
これは館内の展示に詳しく書いてありますが、ここではWikipediaより引用。
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ラスコー洞窟(ラスコーどうくつ、仏: Grotte de Lascaux)は、フランスの西南部ドルドーニュ県、ヴェゼール渓谷のモンティニャック村の近郊に位置する洞窟である。先史時代(オーリニャック文化)の洞窟壁画で有名である。
ラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ先史時代(フランコ・カンタブリア美術)の美術作品である。これは1940年9月12日、ラスコー洞窟近くで遊んでいた近くの村の子供たちによって発見された[1]。地下に長く伸びる洞窟は枝分かれし、壁画が集中している大空間などがいくつかある。洞窟の側面と天井面(つまり洞窟の上半部一帯)には、数百の馬・山羊・羊・野牛・鹿・かもしか・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形が500点もあった。これらは15,000年前の後期旧石器時代のクロマニョン人によって描かれていた。
材料として、赤土・木炭を獣脂・血・樹液で溶かして混ぜ、黒・赤・黄・茶・褐色の顔料を作っていた。顔料はくぼんだ石等に貯蔵して、こけ、動物の毛、木の枝をブラシがわりに、または指を使いながら壁画を塗って描いたと考えられる。この壁画には、古い絵の上に新しい絵が重ねて描いてある。絵画の空間としてはあまり意識せずに描いてある。
無数の壁画がある内の1つ、黒い牛の絵の角に遠近法が用いられている。手前の角が長く描かれ、奥の角は手前の角より短く描かれている。そのほかの人・動物にも、遠近法が用いられている。
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おおお、、、出てきたでてきたクロマニョン人。教科書で覚えたよね。
あと、ネアンデルタール人だっけ。
とかとか友人と話をしながら先に進みます。
いよいよ洞窟画のレプリカ展示。
いや、、、レプリカといえ迫力がありました。
それよりも何よりも2万年前の人類がこうした絵を描く技術に感動。
色も豊かだし、洞窟の天井近くにまで描かれていたり、
あるいはその動的な感性にしばし足をとめて魅入りました。
ランプのようなものをつかって洞窟を明るくして描いていたようです。
また繊細な道具がいっぱい作られていて針なんかも展示されていました。
さらに絵の中には宗教的な意味合いが濃いものもあったりと、
謎と興味はつきません。
「あああ、、、みんな同じ模様なんだね」と友人が道具に施されている縄目の模様をみて、日本の縄文時代を思い出したようです。
本当にそうですね、、、結構、初期の人類は模様に縄目を使ったような気がわたしもします。
同じといえば神話や昔話も世界中、同じような話があったりして、
ユングに言わせれば「集合的無意識」なのかもしれませんね、人類共通の「無意識」。
面白い!!!
時間と空間を忘れてみました。