monomiyu3の日記

旅に出て名所めぐりをして、その土地のお酒や食べ物を頂き、温泉につかり、と「物見遊山」の日記です! 備忘録として書きますので随分昔の思い出旅行もあります。

立川談春30周年記念落語会 その3

さて、落語会は中入り後、
いよいよ口上と談春さん。

口上は談春さんを真ん中に正太郎さん、彦いちさん、文左衛門さん、白鳥さんの5人が並び、
それぞれが、それぞれの語りで談春さんの30年を祝います。
褒めているとは絶対思わないような褒め口上が落語家らしくて、いいですね。
談春さんの人となりが伺えました!
最後は三本締めでパァパァン、パァパァン、パァパンパン。

いったん、幕がおり、
次に主人公の談春さんの登場。
マクラは、
若いときと今とで落語の語りは変らないのだが、
段々と歳をとるにつれ、
落語の中の人物に近く、心を寄せるときがフッとあったりして、
そんなとき、何故か、会場も大拍手になるんだ、、、と言う事を聞かせてくれます。
哲学的!!!

さて、噺は大工調べ。
私は今までこの噺は聴いたことがなかったのですが、
古典では有名な噺の1つだそうです。

ネットで色々と調べていると立川談志の噺、「大工調べ」(だいくしらべ)によると。と言うような記事を見つけました。
なるほど。
談春さん、やはり師匠の談志さんへの思いが強いのですね。

いつも思うのですが、
立川流噺家さんの噺を聴いていると、
ふと談志さんが彷彿とするのです。
師匠を感じ、
師匠を超えていきたい、
そんな思いが伝わってくるようです。
談春さんもそうでした。

ふと、
談志さんが降りたか、、、と思う一場面があったのです。

さて、噺に戻るなら、
談春さんの早口の啖呵をきるところが凄かった、、、と言う印象が強く残りました。
いや、、、凄かったね。
と、夫と2人で感動しながら話たのですが、
いや、、、本当に凄かったです。
よく、あれだけ覚えたな、、、とか、
間違えないのか、、、
とか、
なんだかそんな事を思いながら談春さんの啖呵に聴きいってしまいました。


そんなこんなの3時間。
アッと言う間でしたが、
充実の3時間。

帰りは8時すぎ。
会場から出る人はみんな帰りを急いでいるのですが、
どの人の顔も充実と満足とそして優しさで溢れているような感じ。
笑顔があるんですよね。どのお顔にも。
これって、落語の素晴らしさだと思います。
みんな、落語を聴いている時って、
幸せを感じるようです。
勿論、私たち夫婦も揃って、幸せを満喫して帰途に着くこととなったのですが、
途中で焼き鳥屋さんに入って、食べてきました。

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