夏休みの旅 その3 熊野古道、牛馬童子から近露王子へ
8月13日。夏休み3日目。
朝から暑い。
セミもジィジィと鳴いています。
古道を歩くというので氷を入れた水筒とお水を持って、
まず牛馬童子道の駅に行き、車をおいて歩きました。
今日のコースは初心者向けというおすすめコース。
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少し山道が残りますが、ほとんどは舗装路で気軽に歩けるコースです。
道沿いには王子が点在し、牛馬童子像やとがのき茶屋など、みどころも多く退屈しません。
スタート地点の牛馬童子口バス停には「道の駅 熊野古道中辺路」、近露王子の前には「熊野古道なかへち美術館」、近くには物産販売所やドライブインなどがあります。近露を過ぎると、一部山道がありますが、点在する王子や民家をつなぐ旧道のウォークとなります。
継桜王子からは、国道沿いにあるバス停まで20分程度下り、田辺方面へ戻るか本宮方面へのバスで移動します。
初めての熊野古道おすすめコース 牛馬童子像~継桜王子|和歌山県観光情報 公式サイト わかやま観光情報
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バス停の向かいの山をチョット歩くともう古道の雰囲気が満載の嬉しいハイキングです。
牛馬童子の説明は以下の通り。
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「場所は中辺路、箸折峠近くにある。高さ50cm程度の小さな石像。文字通り、牛と馬の2頭の背中の上に跨った像である。一説には、延喜22年(922年)に熊野行幸を行った花山法皇の旅姿を模して明治時代に作られたとされる。この石像のある箸折峠の由来は、花山法皇が食事のため休憩をした時に、近くの萱を折って箸代わりにしたからといわれている。
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道の駅にも童子のレプリカ像があるのですが、こちらは大きくて立派。
そんなイメージで本物をみたら本当に小さな像でびっくり。
木立の中に役行者と一緒に並んでいる童子のお顔は可愛らしい。
なお役行者についてはこのページが詳しく説明していますので掲載しておきます。
山道は涼しくて気持ちがいい。
まだ歩けそうなので次は頑張って近露王子へと向かいます。
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大阪本王子から箸折峠を越えて山を下り、日置川に架かる北野橋のすぐ左手にある。この王子は、九十九王子の中でも最も早い時期から現れたもののひとつであり、永保元年(1081年)の藤原為房の参詣記に「近湯」の地名が初見され、天仁2年(1109年)の藤原宗忠の参詣記には10月14日の条で、川で禊ぎをした後、「近津湯王子」に奉幣したとの記述がある。「ちかつゆ」という地名は、花山天皇の熊野詣のとき、現在の箸折峠で食事をしようとして箸がなかったので、萱の茎を折って箸にし(箸折)、そこからしたたり落ちる赤い汁を見て「これは血か露か」と言ったことに由来すると伝えられる。
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牛馬童子からは下り坂です。
ここも古道らしい雰囲気があって、竹林を抜けると岩碑があって、そこに近露王子と彫られています。
岩に彫られた石碑だけが残っているのですが、遠くには山々に囲まれてひっそりと暮らす集落がみえ近くにはスギ木立ちが目の前に迫りなかなか迫力とともに美しい景色でした。
近露王子から継桜王子までは次のエントリーで挙げます。
夏休みの旅 その2 熊野古道へ
広島を出て私たちは熊野に向かいました。
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熊野古道とは、主に以下の6つの道を指す。
- 紀伊路(渡辺津 - 田辺)
- 小辺路(高野山 - 熊野三山、約70km)
- 中辺路(田辺 - 熊野三山)
- 大辺路(田辺 - 串本 - 熊野三山、約120km)
- 伊勢路(伊勢神宮- 熊野三山、約160km)
- 大峯奥駈道(吉野 - 熊野三山)
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熊野古道と一口に言っても紀伊半島全般を網羅するすごい長い道です。
一度で歩く事は到底できそうにもありません。
どのコースにするかガイドブックやネット検索で下調べ。
それがまた面白い!!!
私は古事記と日本書紀、とくにイザナミとツクヨミとアマテラスが大好きなので、
ゆかりの地を訪れたいと思い、イザナミの墓があるという花の窟には絶対行きたいと夫に主張。
花の窟・花窟神社【はなのいわや】 世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』 >> 世界遺産 花の窟
花の窟から行ける「熊野古道」という視点でコース選びをしました。
結果、広島から新幹線で新大阪に行きました。
駅にいっぱいの人がカメラを抱えて新幹線を写しているので、なんだろうと思ってみると「ハローキティちゃん」の新幹線でした。博多までいくそうです。
さて、
レンタカーで、まず川湯温泉に行き、そこを拠点に牛馬童子から近露王子、比曽原王子をへて、継桜王子を歩くコースにしました。
お盆の真っ最中ということで新大阪から奈良までの道はかなり渋滞。
天気も次第次第に下り坂になり、雨もパラパラと降ってきました。
あらら、、、あっら。
前日、サンフレッチェの応援したのでレプリカをなんとか洗いたくて、途中、コインランドリーに立ち寄り、洗濯ができるのを待ちながら昼ごはん。
このお店、唐揚げ、とても充実していました♬
そうこうして川湯温泉に着いたのは夕方。
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川底から絶えず湧き出す70度以上の源泉に、熊野川の支流大塔川が混ざり合い、程良い温泉が出来上がります。
夏は川遊びで冷えた体を温め、冬になれば登場する広大な大露天風呂「仙人風呂」
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私たちは初めて来たので何も知らなかったのですが、川湯温泉って川遊びで有名な温泉だったのです。
じっさい、河原では多くの人が川遊び、キャンプをしていました。
子どもたちの楽しい声がとても気持ちいい。
泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉ということです。
私たちが宿泊したホテルはビジネスホテルだったのですが、同じグループのホテルが歩いて3分くらいのところにあり、そこの温泉も入ることが出来ました。
そこは露天風呂があって、男女混浴。
女性は露天風呂専用の浴衣があって、それを着て露天風呂に入ることが出来ます。
すぐそこに河原があって、子どもたちは、川遊び。
なかなか面白い温泉でした。
ちょっと硫黄の香りがしてスベスベになりました。
夜は夏祭りがあって、チョットのぞいてみたら、地元の太鼓競演や、
かき氷早食い競争などが行われていて面白かったです。
特にかき氷の早食いっていうのが笑いました。
子どもたちの競争と大人の人たちの競争。
みんな頭ジィ〜〜ンとしながら必死に食べていました。
ワイワイガヤガヤ、、、
こうして2日目も無事に終わりました。
夏休みの旅 その1 サンフレッチェー長崎戦
8月11日、土曜日。
サッカー観戦のため夫と広島に行きました。
飛行機は満席で取れなかったので、新幹線で広島へ。
東京駅はもう一杯のひとで、荷物を持って動くのが大変。
アッチにぶつかり、コッチにぶつかりオットット。
「すみません、通してください、、、」と声の方が体より先に出る。
指定席を取っていたので、なんとか座れたのですが、いやぁ、それにしても大人民移動でした。
久々の新幹線の旅ですが、やはり新幹線ってワクワクします。
どうしてこんなに旅情が高まるのかと考えたらあの「メロディー」と駅弁だと気がつきました。
駅構内も車内もアナウンスやら乗客やらガヤガヤ、わさわさの喧騒。
その中で聞こえて来るメロディーがなんともいい。
次第、しだいに盛り上がって来る旅心です。
ちょっと調べてみたらくさもちさんという方が鉄道ブログを書かれていて、その1つに車内放送とメロディーについてのエントリーもあったのですが実に詳しく面白い!!!
メロディーに乗せて、私たちも新幹線とともに広島へ。
着いたのは3時過ぎ。
それからホテルに行き、サンフレッチェレプリカに着替え(夫は川辺選手、私は千葉選手)、大急ぎで試合会場のエディオンスタジアム広島へ向かいました。
ここは本当にアクセスが不便。
ずっとずっと言われ続けていますが、本当に不便です。
アストラムラインで終点まで行き、そこから歩くこと10分(かなり坂です)。
夕方5時はまだまだ暑い。坂を汗かきかき、とにかく汗かきかきのぼりました。
長崎と広島の「ピースマッチ」ということで平和のイベントが沢山、企画されていました。
通販で有名な「あの高田社長」と広島の久保会長との対談。
広島と長崎の両市長の挨拶。
平和の鐘のもと、黙祷。
平和であるからこそスポーツができる喜びを訴えました。
試合は2−0でサンフレッチェが勝ち、
私たちは大喜び。
そのあと、またエッチラオッチラと坂を下り、アストラムラインに乗って、繁華街のながれ川でお好み焼きを食べてホテルに到着したのは12時近く。
長い1日が終わりました。
良い年でありますようにと願いをこめて塩原八幡宮へ
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
お正月は夫の実家に行って嫁業をしてきました。
無事、何事もなく嫁業を終え、帰途について、
そのあと、夫と塩原八幡宮に行ってきました。
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境内には高さ40mで天然記念物の巨大な杉の木が2本立っている。これは源義家が戦勝祈願したとも、植えたものとも伝えられている。そばの社務所では長寿祈願のお守りとして、この神木の枝が入ったお守り(500円)を配布。冬期休業となるが参拝は自由。縁結び、夫婦円満などの御利益を求める人が訪れる。
樹齢1500年の逆杉は迫力と優しさを感じる(上記サイトより引用)
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逆さ杉で有名なお宮です。
私たちが行ったときは雪に覆われていてなかなか幻想的な風景でした♬
狛犬の頭の上の雪がまるで帽子みたいで可愛い♬
初詣の人たちもすでにお参りをすませたのでしょうか、静かでした。
有名な杉です。
空気がピ〜〜ンと張りつめていて厳粛な面持ちになりました。
今年がよいとしでありますように。。。
那須塩原 畑下温泉神社
那須塩原は温泉地ということもあって温泉神社がいくつかあります。
今日はそのうちの1つ畑下温泉神社に行って来ました。
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創建は貞享4年(1687)とされ、宿場の繁栄と旅人の安全を守り、病を除く所として建立された。この頃の塩原は、天和3年(1683)の大地震による土砂くずれで五十里湖が出現して会津西街道が不通になり、高原越えと塩原を通る会津脇街道を使用するようになった。災害により川底があらわれ、温泉が湧出してきたところへ外からの移住が始まった。塩原地域ではその影響で湯治場が発展し、繁盛したと考えられる。文化13年(1816)、畑下戸村の惣代の寄進により再建された。
けやき造りで、間口1間、権現造りの木羽葺きで、規模は小さいが彫刻は一見の価値がある素晴らしいものである。
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道を歩いている何気なくある本当に小さな神社でうっかりすると見逃しそうになります。
畑の下と書いて「はたおり」と呼ぶのですね。
こけら葺が珍しいというので私も見に行ったのですが、確かになかなか格調の高い神社でした。小さくて古い神社なのですが、それがまたゆかしい。
地元の方に愛されているんでしょうね。
彫刻が精緻です。作られた方の思いが偲ばれます。
神社から鳥居を通して外をみたら、そこにはまだ遅い秋がありました♬