monomiyu3の日記

旅に出て名所めぐりをして、その土地のお酒や食べ物を頂き、温泉につかり、と「物見遊山」の日記です! 備忘録として書きますので随分昔の思い出旅行もあります。

あまちゃんロケ地小袖海岸

NHK朝ドラ「あまちゃん」のロケ地で一躍スポットを浴びた久慈市小袖海岸に行って来ました。ドラマでは袖が浜となっていました。

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番組をやっていた最中はそれはすごい人だったでしょうね。

あちこちに「あまちゃん」由来の像やら看板が立っていて、音楽はもちろんテーマソングが流れています。

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春子さんの灯台ですが、今は立ち入り禁止になっていました。

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夫婦岩です。

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夫婦仲良くを祈って来ました。

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観光センターですが、これはロケ後できたそうです。

レストランにはまめぶ汁があったので、早速いただきました。

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中にはお野菜がたくさんあって、健康に良さそうです。

下の写真は、あまちゃんたちが「いつでも夢を」を歌いながら海岸に降りた坂。そして監視小屋です。

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監視小屋はかなり高いところにあるので結構、大変でした。。。

途中、何度かやめようかと思いながら、それでも頑張って登りました。

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ドラマではここから「ストーブさん」と「春子さん」が海を監視していました。

トイレがないので、どうするのか、、、と心配しながら中を見ていた私。

それを聞いて夫が笑っていましたが、やはり深刻。

現実には監視小屋から監視なさっている方はどうしているのか???

さて、それにしても高いところから海を見ると格別です。

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ドラマでもありましたが、ここも津波の被害にあいました。

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三陸はどこも被害にあったのですが、ここに生きている方々はみなさん、必死でその現実と立ち向かい、すごく前向きに生活されていることを感じました。

青い空と白い波と人々の活気ある笑いに私たちも元気をいただき、

そして、忘れずに伝えていきたいと思ったものです。

小掘内漁港

GWの3日目。

まず朝は小堀内漁港を訪ねました。

グリーンピア田老を下ったところにある漁港でアワビの育成などで有名で完成度の高い漁港だったそうです。

が、東日本大震災津波が37.9メートルまで来たことが観測されています。

壊滅的な状態だったと案内に記されていました。

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津波調査結果 | 東大地震研 広報アウトリーチ室

このサイトに詳しく当時の様子が描かれています。

消防団を含む9名の方が亡くなりました。

ご冥福をお祈りいたします。

何回も書いていますが、改めて震災の凄さを思いました。

復興は未だ半ば。

私たちは忘れてはいけないと強く思ったものです。

震災遺構 たろう観光ホテル

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たろう観光ホテルです。

たろう観光ホテル - Wikipedia

岩手県宮古市 たろう観光ホテル

たろう観光ホテルも気仙沼の向洋高校と同じく震災遺構です。

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東日本大震災により6階建ての建物の4階まで浸水し、1・2階は完全に破壊されてしまった「たろう観光ホテル」。その姿から大津波の破壊力を感じることができます。このたろう観光ホテルは津波遺構として保存され、防災意識の向上のために活動している「学ぶ防災」ガイドにも活用されています。
学ぶ防災では、津波が襲来する様子をホテル6階から撮影した映像の上映が行われています。

(上記サイトより)

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周りは多分あったであろうと思われる建物がみんな撤去されてダダ広い中、このホテルが建っています。

遠くから見ると普通のホテルです。

気がつかずに車で通り過ごしてしまいそうです。

が、

道端に立っているそのホテルの前に行くと、一階と二階がスカスカで、向こう側が見えるその姿に唖然とします。

今、あのホテルを思い出しながらタイプを打っているのですが、涙がちょっとうるうるします。

悲しかったです、あの前に立った時は。

ホテルに泊まった旅人のいろんな楽しい思いを残して、震災遺構として立っているホテル。一生懸命、後の人たちに震災の怖さや凄まじさを残そうとするその姿の健気さに涙がウルウル。

頑張れよ、と思わず声をかけます。

下の写真は、震災で基準点(だったと思います)がこれだけ動いたよということを示しているものですが、始点が丸でそれが矢印の位置に動いたのだそうです。

すごい力だったのですねぇ。。。

うううむ。

今更ながら自然の脅威を感じます。

私たち人間は自然の前に無力であることを思い、だからこそ自然との共存を謙虚に考えていかなければならないのですね。

 

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宮古市の三王岩

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三王岩です。

岩手県宮古市 三王岩

宮古市のホームページ詳しくこの岩のことが書かれています。

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三陸復興国立公園にある数多い奇岩景観の中にあって最も圧巻で、高さ50メートルの通称男岩の両側に女岩、太鼓岩が寄り添い、真下に立つとまさに圧倒されんばかりの壮観さがあります。
1億年もの歳月をかけて、寄せ返す波と海原を吹き渡る風が形作った美しい自然の芸術品です。
砂岩とれき岩が水平なしま模様の岩肌には、はるか昔、白亜紀の記憶が封印されているかのようです。

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真ん中が男岩。

左側が女岩で、右側が太鼓岩というそうです。

白亜紀(1億年頃前頃)の海に堆積してできた砂岩や礫岩(宮古層群)から構成されていて、宮古層群が堆積する前の、北上山地の骨格を作った火山活動の痕跡で、激動の時代から穏やかな海への変化を見ることができるとホームページには紹介されています。

男岩は高さ50メートルから5分の2が羅賀層、その上が茂師砂岩部層で直径2メートルの海しょく洞。

女岩は高さ23メートルで脚部が羅賀層、上が茂師砂岩部層。

太鼓岩は、高さ17メートルで茂師砂岩部層からなる転石だそうです。

この岩を見るために随分と階段を下ります。夫が数えていたら200段以上の階段でした。結構大変。でも岩の奇観に惹かれて私たちは頑張ってウンコラショ、ヨイショと声上げながら下りました。

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ちょっと見る位置を変えるだけで表情が変わります。

正面から見ると男岩がお釈迦様に見える私でした。

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三王岩も震災の津波に見舞われたのですが、

この形のまま残りました。

ただ遊歩道などの階段手すりなどは壊れたそうです。

青い海と緑の松と凛としてたつ男岩と優しい女岩。可愛らしい太鼓岩。

この3つの岩に心癒される多くの旅人のことを思い、そして今、私たちも癒されています!!!

 

 

奇跡の一本松

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奇跡の一本松として有名になった陸前高田の松。

私たちも見てきました。

奇跡の一本松 - Wikipedia

wikipediaによれば、この松の保存を巡って賛否両論があったそうです。

知らなかった。。。

私ときたら「奇跡の一本松、すごい松。震災で残り、多くの人に希望を与えた松」という認識しかなかったのですが、やはり地元の方達にとっては、この松を残すこと、それはすなわち多大なお金がいるということと直結しているということです。被災に遭われて、日々大変な思いで過ごされている方々にとって松を残すことと自分たちの生活を保障するということの天秤の中で、苦悩なさっていたのですね。

知らなかった私。

ちょっと恥ずかしく思いました。

そして知らなかったのですが、今、知りました。

いろんな思いの交錯の中で「それでもこの松を残そう」として声をあげ、苦心、苦労なさった方々がいっぱいいらした事を改めて思い、頭が下がる思いです。

「ありがとう」。

松に対しても、残してくださった方々にも、そして今も頑張っていらっしゃる陸前高田、東北の方々に感謝しています。

あちこちに残されている震災遺構を見ながら、伝えていくことの大切さ、今後同じことを繰り返さないために何をなすべきかを考え、夫と色々と考えた奇跡の一本松との出会いでした。

 

岩手県宮古市浄土ヶ浜

気仙沼をあとにして奇跡の一本松を見てから私たちは浄土ヶ浜を目指しました。

(奇跡の一本松については次に書きます)

岩手県宮古市 浄土ヶ浜

上記のサイトによると以下の通り。

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三陸復興国立公園三陸ジオパークの中心に位置する浄土ヶ浜は、宮古の代表的な景勝地。鋭くとがった白い流紋岩が林立し、一つ一つ違った表情を見せて海岸を彩ります。松の緑と岩肌の白、海の群青とのコントラストはまさに一見の価値あり。
浄土ヶ浜の地名は、天和年間(1681〜1684)に宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖(1727年没)が、「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われています。

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説明にあるように、表情豊かな岩に、松の緑、そして白い浜。

青い空はウ〜〜〜ンとひらけていて、空間がすごく広いのです。

時間もゆったりと流れているようです。

長い、長い時をかけて自然が作ったこの風景。今、ここに立っているということを実感しました。

園内はすごく大きく広いので、無料バスが走っていて、私たちも帰りは利用したのですが、ガイドさんが「ようこそ、浄土ヶ浜へ。こうして来ていただけることが一番嬉しい」と言われていました。

岩手県宮古市 浄土ヶ浜園内周遊電気バス

 

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東北なのでまだ桜が咲いていました♫

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